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食に関する情報を中心に健康・ギャグ等様々なコーナーを設けました


by becomeprincess

とらや


1500年代からある老舗の和菓子屋さん。
http://www.toraya-group.co.jp/shop/products/yokan/small/

羊羹とは、本来「羊の羹 (あつもの)」、つまり羊肉入りのとろみのある汁物でした。鎌倉~室町時代、禅僧が点心 (食間に食べる小食) の一つとして中国から日本に伝えました。しかし、禅僧は肉食を禁じられていたため、日本では小豆や葛、小麦粉を用いた見立て料理に変化し、そのうち現在でいう蒸羊羹に近いものになっていったと考えられています。江戸時代になって寒天が発見されてから、現在一般的な煉羊羹が登場し、今に至っています。
虎屋の羊羹は、「小豆を煮る作業から完成までに3日を要します。一般的には1日で作られることもありますが、この手間ひまを惜しまない工程により、虎屋の味が生まれます。炊き上がった羊羹の煉り具合の見極めなど、熟練した職人の目で一つ一つ確かめながらお作りしています。」とのこと。
今まで羊羹といえば、直方体の竹皮に入ったタイプの物が多く、切り分けにくいものでした。
ところが最近試行錯誤されてましたね。
とらや_f0090868_15526.jpg

ユニバーサルデザインというべき商品だと私は思います。
箱から空けたらさらに開封口がわかりやすく記され個々で食べやすいのです。
【ユニバーサルデザイン】
地球上には、男の人、女の人、子ども、高齢者、詳しくは、体が大きな人、小さな人、力の強い人、弱い人、手の小さな人、大きな人、右利きの人、左利きの人など、全く違う独自の個性を持っています。
「さまざまな人たちが、いつでも、どこでも、わけへだてなく安心して使える製品を生み出すこと、これが未来をめざす製品作りの基本になる」米国ノースカロライナ州立大学ロン・メイス博士らは、広く世界にこう呼びかけました。これが「ユニバーサルデザイン」の考え方です。
今までは、どちらかというと「作る人たちの考え」でモノを生み出してきました。でも、「ユニバーサルデザイン」の考え方によると、それは「使う人たちの身になってモノを作る」に変わります。
使う人の年齢、性別、能力(のうりょく)、経験(けいけん)などの違いに関係なく、同じように使いこなすことができる製品を作っていこうということです。しかも見た目にも美しい、親しみあるデザインに仕上げる。これが「ユニバーサルデザイン」です。

これまで伝統の味を皆が食べやすく、創意工夫がされていてとらやさんの看板を見ると「ははあ」と敬意を持ってお辞儀をしたくなります。
by becomeprincess | 2007-01-24 23:24 | スウィ-ツ